order flow における absorption とは?
absorption とは、大きな出来高を伴う成行の買いや売りが、反対側の指値注文にすべて吸収されて価格を動かせない状態です。

すべての約定には仕掛けた側がいます。売り注文を買い上げる買い手か、買い注文に売りぶつける売り手です。成行の勢いは普通、価格を動かします。absorption は、それが動かせなかった瞬間のことです。成行注文は大きなサイズで約定し続けているのに、価格は狭い値幅から出られません。板の反対側に置かれた指値注文が、入ってくる注文をすべて受け止めているからです。急いでいる誰かを相手に、辛抱強い誰かがポジションを積み上げています。
チャートではどう見えるか
上の heatmap では、absorption のひとつひとつが価格の軌跡上の短い水平線として描かれ、価格が釘付けになっている間に約定した量を小さなラベルが示しています — +2529.3k、+1509.3k。成行の買いが待機中の売り手に吸収された場合、くさびは線の下に買いの色で付き、成行の売りが待機中の買い手に吸収された場合は線の上に売りの色で付きます。価格の軌跡が反転した価格帯に、いくつものマークが並んでいるのがわかります。
トレーダーはどう読むか
- 高値付近で買いが吸収されるということは、買い手が高く払っても価格を押し上げられなかった、つまり待機中の売りが入ってくる需要を上回っていたということです。安値付近で売りが吸収されるのはその逆です。
- マークそのものより、その後が重要です。 absorption はにらみ合いを表しています。吸収している側が持ちこたえて価格が反転すれば、その水準は後で見返される目安になりがちです。値幅が破られれば、吸収していた側が尽きたということで、価格を支えていた待機注文が消えたぶん、ブレイクは速くなることがあります。
- サイズは相対的です。 静かな相場での 1,000k と、ニュースの最中の同じ数字は別物です。同じチャート上の他のマークと比べてください。
absorption は何が約定したかの記述であり、それだけでシグナルになるものではありません。heatmap 上の待機流動性や、周囲の足の delta と合わせて読むと最も役に立ちます。
TapeHawk では
Absorptions インジケーターがこれを heatmap 上にマークします。マークは積み上がりが終わった時点 — 値幅が破られたか、勢いが消えたとき — で付けられ、カウントに値する大きさになった最初の価格と時刻にさかのぼって置かれます。買いと売りは別々に判定され、相殺されることはありません。